犯人はエグミ

ジャガイモおいしいなあ。
ジャガイモの芽には毒があるなんてよく言いますが、どれほどの毒なのか、ちょっと調べてみました。
なんでもソラニン(PGA)とかいう毒が入ってるらしいです。ジャガイモ本体にも多少入っていて、芽が成長して本体も緑っぽくなってきたら、PGAの含有量は高くなるとのこと。芽や皮にちかい部分がとくに危険物質を多く含み、PGAの致死量は成人体重1kgあたり3から5mgで、ふつうはイモ100gにつき20mg以下しか入っていないらしい。
うーん、ふつうのおとなならば、おそろしいほど食べなければ大丈夫ですね。しかもたいていは皮をむいて食べるから、かなり食べても大丈夫っぽい。でもおとなでもワイルドっぽい人は、皮ごとまるかじりとか、ふるくなってもへっちゃらとか言ってモリモリ食べそうだから、危険です。とにかくふるい緑のイモは危険らしいので、節約かあちゃんが、もったいないから、なんつってこどもに食べさせちゃったりするのもありそうで怖いです。激やせダイエットお姉さんやこどもには、この毒はかなり効くんじゃないかなあ。
老資産家の若妻が、田舎から送られてきた大量のジャガイモの芽を集めてバター炒めでおいしく料理してカレーなんかにのせたりして、それを食べた資産家がPGA中毒で死んじゃう疑惑の事件なんて聞いたことないけど、2時間ドラマとかコナンとかにありそうですよねえ。毒なんてたいてい入手関係でアシがつくけどジャガイモは簡単に手に入るし、若妻も悪気はなかったと言い張ればけっこう真相は藪の中だよ。
でも、この毒を多く含んだジャガイモは、エグミがあるのであまりおいしくないらしいです。
エグミってなに?えぐいっていうのはたまに聞くけど、エグミってあんまり聞いたことなかったので、実感がわかないです。想像したのは、女装した江頭2:50さんのえくぼかなあ。たぶんえぐい味っていうことなんだと思うので、だいたいあってますね。

えぐい味っていうのもちょっと想像がつかないんですけど、えぐいを辞書で調べてみたら、あくが強くていがらっぽい感じ、と出てました。いがらっぽいねえ。うーん、のどのおくがガラガラして、咳が出ちゃうような感じっていうことかなあ。なんとなくではありますが、感じをつかみかけたような気がしてきました。
ジャガイモの毒については、ジャガイモ博物館のこのページとかにくわしく出ています。ジャガイモは抗がん作用もあるらしいですよ!
世の中すこし神経質なような気がしますが、毒があるからジャガイモ禁止とかなったら、ちょっといやだなあ。まあそんなことはないとは思いますが、いろいろやみくもに禁止したりするより、ちゃんとした教育に力を注いでほしいものです。